2011年8月15日月曜日

環八

最近よく杉並方面に出没している。一週間に2.3日環八を走る。今日は帰省のUターンラッシュが始まるとあって、環八上り方面が混むに違いないとにらんだ。南荻窪にカルテットの練習に行って、終わってからのお茶を楽しむヒマもなく、帰りを急いだ。ほかの3人はゆっくり楽しんでいるというのに、私は帰りの心配ばかりしている。それというのも連休の最後の日などは環八の混み方は異常だから。中央道、関越道から都内へ入った車が列をなし、じりじりと進むのがたまらないので、その前に帰ってしまおう。おいしそうなケーキを横目で眺めて、そそくさと帰り支度をすると、まだ、大丈夫だよとの声もあったが、それでもラッシュに会いたくない一心で出発。4時ころはまだすいていて、1時間もかからず帰れた。ほれご覧と言われそうだが、もう混雑が始まっているに違いない。環八にはえらくひどい目にあわされている。まだ環状線が開通する前に和光へ行った時などは、瀬田からもう渋滞で、たっぷり時間をとっていたにもかかわらず、会場に着いたのは始まる10分前。直進なのに左折車線を走って信号で前にでたり、いつもなら恥ずかしくてできないような悪いことを次々とやって、やっと間に合った。楽屋口で音楽事務所の社長に会って「おはようございます」と普通に言ったつもりだったのに、1時間後に社長から「もう口きいてもいいかな」と言われてしまった。とうてい話しかけられないような恐ろしい顔をしていたらしい。私たちの仕事は音が出る時に絶対現場にいなくてはならないから、遅刻などもってのほか。一度したら、もう馘は覚悟した方がいい。一度だけ本番に遅刻したことがある。井の頭線で人身事故が発生して電車が動かない。すぐにタクシーで下北沢まで行ったら、その日はお祭りで駅の周りに車が入れない。チェリストと一緒だったけれど、かわいそうに彼女は重たいチェロを抱えて走った走った。私たちは無事ついたけれど、メンバーの一人が電車内で缶詰め。結局カルテットの一人がいないと成り立たないので出番を遅らせてもらったことがあった。どんなことがあるかわからないから、特に環八を使うときには1時間半ほど余計に時間の計算をする。現場近くにいってから喫茶店などで時間調整をする。その習慣が染み付いているから、遊ぶ時もみなさん時間厳守。習慣となっているから、別に苦痛とは思わない。スキーにいって約束の時間になると一斉に、四方からサーアッとゲレンデを滑り降りてくる。それは見事なものです。

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