2011年8月24日水曜日

ノラは外猫に

物置の屋根からうちのベランダを羨ましそうに見ていたノラ。毎日朝起きていくと、じっとこちらを見ている。うちの猫たちとはすっかりおなじみで、口やかましい玉三郎も最近は怒らなくなった。餌を与えるようになって、2ヶ月ほどになる。近所に猫嫌いが多いから、なるべく見つからないようにコッソリやっているけれど、もう絶対ばれていると思う。よくもあんなに人のこと見ていると思うほど観察されているから。特に私のところは角地で開けているから、なにもかもよく見えるらしい。こっそり足音忍ばせて、ガレージの車の後ろでコソコソ餌をやっているのは2階以上の人には丸見えだから、あれで隠れているつもりかね・・などと笑っているにちがいない。でも、この子のおかげで長い旅行に出かけられなくなってしまう。長いこと餌をもらえなければ、どこかでよその家に入ったり、ごみを漁って、腐ったものでお腹こわしたりするでしょう。いじめられたり追いかけられたりするでしょう。それが不憫。こんなに餌をやっているのに、まだ手を伸ばすと恐れて寄ってこなくなる。よほどつらい目にあっていたらしく、体はやせ細っているのにお腹が大きくて・・・もしや、ご懐妊?そうなると不妊手術をしないといけない。でも、どうやって捕まえたらいいのだろうか。ものすごく警戒しているのに、網戸越しだと安心してじっときれいな目で見つめてくる。やさしくにゃあと鳴く。うちの猫たちは太って毛艶もよく、おっとりとしている。いかにも可愛がられた猫たちなのに、外の子はいつもオドオドしている。網戸越しではとても甘えた表情をするのに、いざ餌をやるので近付くと警戒心丸出しで、近付きすぎると逃げてしまう。それにしても私が猫好きだとどうして知ったのだろうか。初めから私に向かって訴えかけるような態度をとっていた。うちの猫たちが情報を流したのか。それとも、亡くなった獣医のヒゲ先生が言っていたように、ネコの社会には情報網があるのだろうか。あそこに行けば餌もらえるよなんて。

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