2011年8月16日火曜日

木を切る

気のすすまない仕事。暑いからということもあるけれど、一番の理由は木を切りたくないから。葉を茂らせ酸素を提供し、涼しい木陰を作ってくれる、いわば人類の恩人である木の枝をバッサリするのは、なんとも気が重い。うちには庭もないのに隣家との狭いコンクリートの隙間に生えた一本の木。ほっそりとしていたのが、いつの間にか立派になって、繁殖力が強く、そこいらじゅうに種をまきちらし、どんどん子孫を殖やしている。私は葉っぱが秋になって散ったりしても、さほど気にしない性質だけど、お隣の2軒はひどくきれいずき。でも、前を流れている川の桜並木の落ち葉は絶対に掃かない。自分の家が隣の葉っぱで散らかるのは業腹だが、公道は自分のものではないから掃除するのは損。私が早朝、そのお宅の前も掃き清めておいても、知らん顔。つい、意地悪おばさんの本音が言いたくなる。さて、以前電動ノコを買ったことは投稿しました。今日もノコの出番。せっかく生い茂っているのにかわいそうになあと思うけれど、結構植物は曲者だから、切られるとなお元気になるに違いない。よくも切ったな!などと毒ずきながら、またにょきにょきと伸びるに違いない。もう一軒のお隣はうちの庭に伸びた分だけでも、切っていいですか?切ってくれる人がいるので。でも、もちろんお金は払うのですけど。 と微妙な言い回し。なら、うちで切るさと思い立ったけれど、暑くて、しかも木を切るなんて気の滅入ること。のこぎりを持って近付いたら、木が悲鳴をあげないかしら・・・なんて思う。

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