2011年8月26日金曜日

ゲホーベンハウス弦楽合奏団

ゲバントハウスをもじってつけられたこの名前。国立音大時代に私たちが結成した弦楽アンサンブルで、私たちが卒業後も数年間は続いていたらしい。たぶん2009年・・・たぶんというのは最近記憶が定かでないので・・・1月、同窓会コンサートをやろうということで、幹事を任された。会場は東京交響楽団の古い練習場が今貸しスタジオになっているので、そこを借りた。大久保駅から30秒。ちゃんとしたコンサート会場ではないけれど、値段が安く新宿から一駅。遠くから来る人にも足場がいいし、終わったらロビーで飲んでもいいということで決めた。約15名が懐かしい顔をそろえて、練習はチェロの後輩が自宅を提供してくれて、そこで前夜祭までしてくれた。当日は知り合いだけのアットホームなコンサートになった。そして再会を約束して別れたのに・・・コンサートマスターをやってくれたY君。同級生で東京都交響楽団でセカンドヴァイオリンのトップを長年勤め上げ、退職をしたばかりだった彼が、ガンでこの世を去ってしまった。次回コンサートもあると思っていたので、経費の余った分は積み立てておくつもりでメンバーの一人に預けた。しかし、Y君が亡くなって、次をやる気が失せてしまった。預かってくれた人と、これは東北の震災の義捐金にしようと相談がまとまった。事後承諾で悪いけれど、昨日郵便局に行って、さっさと福島に送ってしまった。これからメンバーにメールを送るが、まず怒る人はいいないと思うけれど、次回がなくて残念と思う人はほぼ全員だと思う。Y君が生きているうちにやっておいてよかった。本人も当日自分はガンで余命がないけれど、頑張ると言っていたのに、あまりにも早く病気が進んであっという間に先に逝ってしまった。次回は天国で、ですね。でも私は天国にいけるかどうか?Y君も天国にいったかどうか、怪しい。

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