2011年8月30日火曜日
先生をかこんで。
同じ先生のもとで勉強した門下生が先生を囲んでの昼食会。恵比寿ガーデンプレイスの38階に集まったのは8人。良く晴れた今日はスカイツリーも東京タワーも並んでくっきりと見える。少し首を伸ばせば海まで見渡せて本当にきれいだった。毎年のように集まっているけれど、今年の話題は大震災に伴う福島原発の話題に終始して、外の晴々した様子とは裏腹の暗い話題が続いた。悲憤慷慨している幹事役のMさんは、いかに東電と政治家がつるんで汚いことをやっているかについて、滔々と話を展開していく。私はたまたま昨日YouTubeで、世界のトロンボーン奏者が日本のために演奏している動画を見ていた。以前見た時もそうだったけれど、あれから5か月後の今見ても、どっと涙が溢れて嗚咽がもれそうになる。あれ以来いまだに本当に心が安らかになっていないと痛感していた。そして今日も又、その話題で持ちきりになってしまった。先生は喜寿を迎えられておめでたいことだけど、今一つ原発のことが小骨がのどに刺さっているように感じられて、皆一様に心が騒いでいるようだ。風化させてはいけないと思いつつも、日々の生活の中で記憶が薄れるようなことがあってはならない。今後永久に記憶に残さなければ、また同じ轍を踏んでしまいそうで、恐ろしい。被爆国の日本がなんで自分から原子力を呼び込むのか。いくらお金のためとはいえ、東電も政治家も道を外してほしくない。彼らは全く自分たちは悪くないと思っているに違いない。え、どうしていけないの?もうかるのに、なんて思うだけ。ゴマメの歯ぎしりで悔しいけれど、ゆるすまじ、原発にたかる亡者ども。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
俺の歳では師は皆故人。
返信削除ブルちゃんとはさほど歳はちがわないのに
WHY!
最近、今後の計画をしようとするたび
返信削除「その頃まだ日本があったらね・・・」
と言いあってしまいます。
冗談じゃなく、本当に不安です。
yamaseichan,
返信削除FUMIKOさん
コメント復活、やっとお返事できます。
さて、台風接近で蒸し暑いですね。
今日も晩酌が旨い一日でありますように。