2012年1月26日木曜日

臨死体験2

今朝「臨死体験」という題名を見た人から、私に異変が起きたのかとびっくりしたというメールが即座に入った。大丈夫です。私はぴんしゃんしています。さて続きは・・・バーバラはその体験から自分の母親の嫌だった性格にも理解を示すようになり、なによりも祖母の愛情に包まれていると感じ、人に奉仕することに生きがいを見出すようになっていく。臨終の人を励まし、病人の苦痛を和らげるために奔走する。同じような体験を持った人たちとのつながりが出来て、やがてそれは組織になって、臨死体験者や精神科医が集まって研究が積み重ねられていく。いままでの富裕な生活は意味を持たなくなっていく。しだいに有能なビジネスマンの夫の価値観が合わなくなって、やがてお互いに愛し合いながらも離婚に至ってしまう。生活に困っていても、不思議と誰かの助けが得られて、離婚でばらばらになった子供たちともまた寄り添って生きられるようになっていく。そう、いわゆる自然の助けが得られる人であるバーバラは、苦痛や心労が無いわけではないけれど、いつでも誰かとつながっているという実感が彼女を強くしている。なぜこの本にこんなに惹かれたかというと、私は臨死体験はないけれど、以前瞑想をやっていて、その時の体験が非常に近いものがあることと、その体験をしたあと、色々な意味で、世界がかわっていった。いつでもあの時の心の深い静けさを思い浮かべると、誰ともどこから来るものとも知れない、深い愛につつまれているという実感がわいてくる。たいした音楽的才能も演奏技術も持っていないのに、不思議と周りに助けられてここまでやってこられた。その感謝の気持ちがふつふつとわいてくる。だれかに守られている、誰でもそうなんです。宗教とも違うただ単にそれだけのことだが。今はすっかりさぼってしまっているけれど、いつでも帰れる場所があると言うことが私の幸せの源です。

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