2012年1月13日金曜日

今年一番の寒さ

今朝の気温は今年一番の寒さだそうで、ノラはいったいどこで寝ているのだろうと心配していたら、、今朝は口から涎を流してみじめな様子で現れた。最近彼は贅沢に暮らしていて、ほかの猫たちに餌のおこぼれを提供するくらい羽振りがよかったのに、やはり住むところが安定しないのは一番つらいことなのだろう。かわいそうだけれど、自分で自由を選んでいるのだから仕方がない。寒さもここが一番の我慢のしどころで、あと半月もすれば春になる。猫小屋に毎日カイロを入れてやっているけれど、あまり寝た形跡もない。この警戒心の強さがここまで生き延びられた理由なのかもしれないけれど、私が餌をやりだしてかなりの日がたっているのだから、そろそろ馴れてくれないと保護の仕様がないというもの。いまだに決して近寄ってこない。それまでどれだけ人間にいじめられたのかと思うと哀れでならない。でも時々私の後ろに忍び寄って来ていることがある。やはり人恋しいのかな。気配を感じて振り返って見ると、そっと手を出して私の足に触ろうとしているところだったりする。半分怖くて半分仲良しになりたいのね。一年もすれば仲良くなるのかしら。おかげで中々旅行にも行けないじゃない。持って生まれた性格で、幸せになれるものを自分から逃してしまったり、反対にあるがままで自分をゆだねられるおかげで幸せになったりする。このノラと我が家に居付いた元ノラのなっちゃんと比べると、一目瞭然。なっちゃんは野良猫の娘で近所の意地悪オジンに捕まえられていたのを、ひったくるようにして家に連れ帰った。その時からもう私にしっかりとしがみついて、はじめから決まっていたことのように家に居付き、幸せな毎日を送っている。4匹の中でも一番の甘え上手で、人見知りをしないから誰にでも可愛がられる。この辺が運命のわかれどころなのかもしれない。

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