今日はピアニストが来て「クロイツェルソナタ」初合わせの予定。まず、駅近くのカレー屋さんでカレーを食べてから合わせるのが、我が家の定番となった。ヴィオラのFUMIKOさんから始まって、次に伝染して恒例となった。彼女はあさって合わせに来るので、カレーが続く。でも、おいしいから毎日でも大丈夫。インドかスリランカかあの辺の人がやっているお店で、お昼には近くの主婦や仕事休みの人たちで一杯になる。巨大なナンが出てきて、いつも食べきれないので半分持ち帰る。ピアノ合わせが終わると音楽教室の新年会だから、今日のお昼は少なめにしておこう。音楽教室のオーナーの小田部ひろのさんが亡くなって、今年の新年会は寂しい。でも、音楽家という人種はいつも前向きだから、というより能天気だから、めそめそしたりしない。献杯の発声を頼まれていて、大変緊張している。いつもは人前でも平気でペラペラ喋るほうなのだが、今日だけは言い間違えたらどうしよう。たとえば「小田部先生のご健康を」とか「新年あけましておめでとうございます」なんてちょろっと言ってしまったらどうしよう。私も喪中なのでまさかと思うけれど、折り紙つきのうっかりやだから、何を言いだすかわからない。今回ばかりは絶対に間違えられない。それで、少し声に出して練習してみた。すると急にどっと悲しさが思い出されて涙ぐんでしまった。能天気でめそめそしないと思っていたら、意外と後を引くタイプかもしれない。小田部さんの残した西湘フィルをサポートして6月のコンサートを成功に導かないといけない。それが私の今年のミッションなのです。
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