2012年1月28日土曜日

仕事仲間

昨日のモーツァルトバースデイコンサートは成功をおさめたようだ。ディヴェルティメントは皆の緊張が良いほうに作用して、小気味よい切れ味のある演奏だった。指揮者なしで、スッキリとまとまった。「レクイエム」は練習ではテンポが間延びして多少イライラさせられたけれど、本番は大変いいテンポで終始して、終わってからブラヴォーの声があがった。
今日はオフなので、マンドリンの演奏会を聴きに行った。東京マンドリンアンサンブルの田中早苗さんを中心に、今日は5人の出演。横浜山手のゲーテ座。早苗さんとはテレビ放送などの仕事で長い間ご一緒した。全国を飛び回っていた頃は、仕事が終わるとその地方の美味しいものを見つけて一緒に大いに食べかつ飲んで歩いた。彼女の食通なことは有名で、とにかくどこにどんなお店があるか、精通している。ついて行けば必ず美味しいものにありつける。そのグルメが演奏にも通じて歌心がすばらしい。今日のプログラムは日本の「春の海」などの1部、2部はディズニー特集。軽妙なお話を交えて楽しいコンサートだった。お隣に子供連れのご夫婦がいた。その子供が途中で一緒に手拍子したり、リズムに合わせて踊ったりしている。こちらも楽しくなる。会場の広さもよかったのかもしれないが、5人だけの音なのに迫力十分で、早苗さんは豊かにメロディーを歌い上げる。マチネーなので、お昼ご飯の後の一番眠くなるこの時間帯には寝てしまうのがいつもの事なのに、今日は少しも眠くならず起きて楽しんでいた。明日はやはり一緒にテレビの仕事をしていたコーラスの裕美子さんのおさそいで「ボエーム」をみにいく予定。早苗さんも裕美子さんもまだバリバリ仕事をしているけれど、私は一昨年から早苗さんや裕美子さんと一緒の仕事は引退。それでもこうして、なにかにつけ誘ってくださるのがうれしい。本当の年は化け猫になれるほどなのに、若い仲間と一緒にいるから自覚症状がない。だからと言って実年齢は情け容赦なくとって行くから、心と体のバランスがとれなくて困っている。時々エレヴェーターを止めようとして、走ってボタンにアタックしたりする。ハッと気が付いて苦笑する。こんなことしてこけて足折ったらどうする。きょうも電車にドアが閉まる寸前に飛び込んでハアハア。火傷はもう一歩で治る。足のしびれもとっくになくなった。歯も全快。そうなるとムクムクとお転婆心が起き上がってくる。さて、スキー場が恋しくなってきたなあ。

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