2012年1月27日金曜日

ハッピーバースデイ

今日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生日。よくぞ生まれてくださった。世界中の人に愛される音楽をありがとう。どんな優れた作品でも人によって好き嫌いはあるのに、私の知る限りではモーツァルトの嫌いな人はいない。あんなに単純であれほど美しい曲がかける人はいない。今日は府中のウイーンホールで256歳の誕生記念コンサートがある。最晩年の作品「レクイエム」と絃楽器、管楽器それぞれの「ディヴェルティメント」彼の作品の原稿を見ると、書き直したところが一か所も無いと聞く。きっと神様が彼の手をとって、書かせたに違いない。それとも彼が神様だったのか。少なくとも私の神様はモーツァルト。信じられないほどの透明感、単純なのにおそろしく深い悲しみをたたえ、人々の心を吸い取る。それだけに演奏は本当に難しい。みんな緊張する。一音たりとも無駄がないから、間違えたらお終いっていうところがある。さて、今日はいい演奏ができるでしょうか。

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