2012年1月9日月曜日

ちっとも楽じゃないー若冲

すこしずつ扱い方がわかってきて、今ルンバはせっせとお掃除している。ガーガーうるさいから夜中に動かすのは上の階の住人に迷惑かもしれない。ところでルンバは障害物に中ると一人で向きをかえるけれど、見ていると同じ方向に何回も行っては引き返す。埃のある方に中々行かないので足で止めて向きを変えさせようとするのに、一向に言うことをきかない。こんなことしていたら、すぐに壊れそうな気がする。家にあるものは譜面台とかピアノとか、ちょっと形状の変わったものが多いから同じところをいつまでも行ったり来たり。行く先々の障害物を動かすために飛び回って、はたして万遍なくお掃除ができるものなのだろうか。途中でエッチラオッチラ抱えてごみの多いところに運んだり、なーんだ、ちっとも楽じゃないじゃない。そのうち飽きてルンバに任せれば、多分ちゃんと隅々まで行き届くと思うけれど、当分は面白がって構いすぎて壊しそう。ひっくりかえしてごみの掃除をしたら、この部屋は普段生活圏ではないしほとんど楽器を弾くだけなのに、結構なゴミが溜まっていた。私の普段の掃除機のかけかたが雑なせいかもしれない。途中で電話がかかってきた。今テレビで若冲やっているよという友人からの電話。若冲の絵の秘密に迫る大変面白い番組だった。NHKは最近民放の真似をしてくだらなくなりすぎている。こういう番組こそやってほしいのに。久々に良い企画だった。たとえば鳳凰図の羽の色の秘密は黒い裏地に黄土色の裏地をを重ねその上に白で羽を描いた布をのせると、透けて見える裏地の色が作用して黄土色が金色に見える。彼独特のぼかしの手法など興味深い内容だった。改めて画集を見るとその天才ぶりに納得できる。絵に詳しくない私が唯一持っている画集は若冲の物ばかり。あるとき週刊誌のグラビアを見て衝撃を受けて、若冲詣でが始まった。ゴミから若冲に至って今日のブログは支離滅裂、いかにも私らしい終わり方です。

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