2012年5月8日火曜日

月例「弾く会」

またまたやってきました月例会。この年になってこんなに沢山弾くことになろうとは、思いもよらなかったけれど、なんといっても贅沢なのはピアニストが3人も、時によると4人もいること。初めはSさんと弾くことが多く、これからもずっと一緒に弾いて行きたいと思っている。Оさんは先日お母様を亡くされて長い介護生活の疲れがまだ残っていると思うけれど、ピアノを弾くのが何よりのご供養になるにちがいない、それで、前からいつかはきちんとまとめたいと思っていたリヒャルト・シュトラウスのソナタを一緒に弾いてもらうことになった。彼女はフランスの曲やこうした多彩な音が必要なものがお得意と見た。まだ少し元気がないけれど、ピアノを弾くときには生き生きしている。もう一人のNさんとは夏に松原湖のコンサートで「鱒」を一緒に弾いてもらうことになっている。どうです、この豪華絢爛なピアニストたちを独り占めできる素晴らしさ。所が今日はFUMIKOさんとショパンのソナタを弾く予定だったNさんが体調不良でお休み。いくら元気とは言え、決して若くはない我々はもう無理はきかない。判っていても人一倍勉強家の彼女は頑張ってしまう。それでFUMIKOさんは急遽バッハの組曲2番をソロで弾いた。今日初めて会場が我が家になった。今まではОさんの介護の都合で荻窪の御宅から遠いところに出かけることはできなかった。今日はうち揃ってお出ましになった。私はヴァイオリン弾きだから、スタインウエイなどおいていない。こうなると良いピアノが欲しくなる。でもスタインウエイを買うお金があったら良い弓を買うことが出来る。さあてね。どちらをとるかと言えばやっぱり弓でしょう。ああ、宝くじ当たらないかなあ。そしてもう一人先月から参加し始めた声楽のМさん。今日は台北で遊び過ぎて?声帯が腫れあがってしまったそうで、聴くだけの参加。それでも声楽家は居るだけで華やかになるのが不思議。今日はなにがなんでもあげてしまおうと「クロイツェルソナタ」を弾いておしまいにした。来月はプロコフィエフのソナ2番を弾くつもり。なんといってもベートーヴェンは巨大でまだまだ及ばないところがあるけれど、プロコは本当に明るくて楽しい。私は重厚なところがちっともないから、このあたりが一番合っているかもしれない。

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