2012年5月16日水曜日

やたら前向きの人々

私はほとんど馬鹿かと思われるくらい根っこのところが明るい。それでもたいそう落ち込むことも度々ある。世の中には常に前向き志向でありたいと思うのか、あるいは本当に前しか向けないのか知らないけれど、やたらに明るい人がいる。声がでかい、態度もでかい、顔もでかい、体ももちろん。道端で朝も早よから立ち止まって散歩仲間と大声で怒鳴る。ガハハと笑う。こういう人が私は一番苦手。幸い私の友人たちは繊細で穏やか。よくテレビのインタヴューなどで、元気な人が出てくる。大震災のときだって、災害に遭って1週間も経っていない人を捕まえてインタヴューする。そんな時に必ず「復興に向けて前向きに頑張ります」という人がいる。それ自体は本当にそう思って言っているのでしょうが、私だったらそんなこと絶対に言えないと思う。あるいはインタヴュアーが無理に言わせているのではないかと勘ぐってしまう。だって肉親や友人を失くし家は壊れて、前向きに生きろと言われても、それは無理でしょう。わあわあ泣き叫んで、暗くなると落ち込んで、目を泣き腫らして、それで一年は経ってしまう。去年からの一年間、絆だの、がんばれにっぽんだの、士気を鼓舞する言葉を並べ、芸能人がわんさとヴォランティアに出かけたけれど、いまだに原発事故の後のがれきを受け入れる市町村はほとんどない。本当に絆を感じるならそれらも国中で分担するはず。前向きだからもう悲しい地震も津波も忘れはじめている。忘れると言うのは本当に素晴らしいことで、もし、人がすべての記憶を保っていたら、気が狂うに違いない。けれど、まだたった一年、いくら私が忘れっぽいと言っても毎日思い出している。思い出すからどうだと言われればそれまで。あんただってなんにもしないじゃないかと言われればそれまで。でも女性を二股かけた芸能人が毎日トップニュースになったりするのを見ると、なんだか情けない。あんな男どうだっていいじゃない。それよりまだ災害地で苦しんでいる人たちのことを伝え、原発事故のその後を伝えてほしい。東京新聞は原発事故の詳細をずっと報道続けていた。でもNHKなどはもうほとんど特集も組まない。それは上の偉い人たちが政治家や東電とつるんでいるのでは?と疑ってしまう。いけしゃあしゃあと電気料金の値上げをすることもほんの少ししか報じられない。テレビ番組でもっとトップに持って来れば国民の機運も盛り上がるのに。盛り上げてはいけない事情でもおありかな?余りにも社会の裏の仕組みを知ってしまったこの一年だった。

2 件のコメント:

  1. 初めまして。祖父の名前を何となく検索したら、こちらがヒットしまして日記を読ませていただきました。
    沖縄に住む鳩山寛の孫娘です。こんにちは。
    引っ越しの時の猫の話、聞かれたのですね^^
    あれには本当にびっくりしました。
    いまだに元気にしているようです☆

    私もこの1年で社会の裏の仕組みを知ってしまった一人です。
    テレビなんて所詮情報操作されまくりで、今まで信じてきた私がバカみたい・・と本気でテレビが憎く感じる時もありました。
    これからを生きる私たちにとって、今の政治家は本当に役立たずで、私の周りも未来にたいして不安感を抱いて生きている人ばかりです。小さな子供もいるので、放射能も本当に心配だし、この国がいったいどうなってしまうのだろう・・・と考え出したらきりがありません。
    もっと未来のことを本気で考えて欲しいですよね。
    お金や権力、国と国との駆け引きなんて、本当に馬鹿らしい。
    どうしてみんな、もっとシンプルに生きることが出来ないのk、不思議でなりません。
    でもこれが、人生の学びなのでしょうかね・・
    そうとでも思わないと、前向きに生きていけません。笑

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    1. レイナさん、初めまして。鳩山さんのお孫さんですか。おじい様には本当にお世話になりました。5年ほど前沖縄の御宅にお邪魔してお目にかかりましたよ。玄関を入ったとたんヴァイオリンの音が聞こえてきて、ああ、まだまだお元気でいらっしゃると懐かしく嬉しかったです。またぜひお目にかかりたいと思っています。このブログに来てくださって本当にうれしく思います。ありがとうございました。

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