2012年5月22日火曜日

傍目八目

開店当初からステージドレスを買っている専門店の「メイミィ」今日はバーゲンのお知らせを受けて、ヴィオラのFUMIKOさんと誘い合わせて行ってみた。この5、6年くらいはいつ引退してもおかしくないから、もう、ステージドレスを買うのはやめようと思っていた。古いものを着まわしてなんとか凌いでいたけれど、ここに来てまた演奏する機会が増え始めた。去年は友人のドレス探しに付き合うつもりだったので店に入るなり「今日は買わないで見るだけよ」と宣言して買わずに我慢。でも、帰りの電車の中で、どうしても気になったロイヤルブルーのドレスを「明日見に行くからとっておいて」と電話してしまった。結局お買い上げとなった次第。いつもこのお店に来ると、傍から見て似合うものと、自分の選ぶものが多少ずれていることに気が付く。最初に女主人から薦められたドレスを「趣味じゃないわ」などと拒否しておきながら、結局最後に試着してみると意外に、それが一番似合ったりすることが多い。今日もそうだった。私の好きな色はブルー系なので、暖色系は殆ど持ち合わせがない。ところが今日お店に入るなり勧められたのが赤みがかったバイオレット。今までそんなことはなかったのに、今日は強く薦められた。どう考えても自分で選ぶ色ではないけれど、そういえば今年に入ってから、なんだか明るい色のものを着たくなっている。気持ちが穏やかになってきたのか、顔色が変わってきたのかわからないが、なぜか今まで見向きもしなかった花柄なども気になる。それでも絶対買うことはないだろうと思うけれど、どうした心境の変化か、または単に年をとっただけなのか。去年からの沈んだ気持ちを切り替えたいからか。初めは着たこともない色だからと言って断ったけれど、結局一番よかったのはその色。若いころはブロンズやグレー系を好んで着たのに、今そんな色を着ると顔色がくすんでしまう。悔しいことに、FUMIKOさんはモデル並みの体型で、しかも私よりずっと若い。彼女が選んだのはモスグリーンのぴったりとした細身のドレス。渋い色が似あうのはまだまだ若いからなのだ。私だってそういう色とデザインが似合った頃もあったのさ。しかも、もっと悔しいことに彼女は赤も良く似合うのだ。これって、結局・・・?

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