2012年5月10日木曜日
西城秀樹
「徹子の部屋」に西城秀樹が出ていた。2回の脳梗塞を患って復帰するまでの涙ぐましい努力を語っている。若いころの映像も出ていたが、やはり並はずれた歌唱力と質の高い声と容姿が彼をスターにさせたのがよくわかる。今あれだけの声と歌唱力のある人を挙げようと思っても、思い当たらない。先日一緒にドラードギャラリーに行ったHさんは彼の大ファンで、彼のバックで弾くときなどは緊張しまくっていた。いつもは滅法社交的なのに、ヒデキの前に出ると声も出ない。それで一緒に仕事しているヴァイオリン全員が緊張してしまい、ふだんは賑やかな弦楽器族が、その日だけは皆妙におとなしくなってしまうくらいだった。なんで私まで緊張しなければいけないのか、よくわからないまま仕事を終えたものだった。そのヒデキも、もう50代。デビューしたころはアイドルに関心がない私は、ヒデキと野口五郎の区別がつかなくて、あれはどっち?と周りの人に聞いて顰蹙をかっていた。スタジオではまわりに関係者がいないとも限らないから、聞かれたら叱られてしまう。その頃はすこしもいいとおもわなかったけれど、今日見ていたらなるほど、彼も素敵になったものだと思う。年月を重ね顔に渋さが増して、私好みの中年になってきた。私は若いころから中年好みだったので、肌のつるっとした若者には全く男性を感じられない。すこし中年に差し掛かってくると、たいていの人はちょっと疲れたような顔になって、目の下にクマが出て肌がたるみかけてきて、そんな時が一番魅力的。禿もいい。ショーン・コネリーがカツラを脱いだ時から彼のファンになった。いさぎよくカツラをとれば魅力的な人はいっぱいいると思う。なによりもかぶっているのは女々しい。話が脱線したけれど、ヒデキも病気を経験してずいぶん自分の弱さがわかったそうで、そうなると内面に磨きがかかってくるでしょう。並大抵でない厳しいリハビリをこなしているという。努力してまだまだ頑張ってほしい。今日はひどい雷で、竜巻注意報が神奈川県にも出ていると言う。やれやれ、でも仕事に行かなければいけない。それでは行ってきます。
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