2013年4月19日金曜日

とらわれの動物たち

先日沖縄で撮った美ら海水族館の動画を見ていて考えたのは、巨大地震が起きたとき、水族館の水槽のガラスはどうなるのかということだった。この数日淡路島、宮城に大きな地震が起きている。そのうち東海地方だけでなく、日本全体が大揺れに揺れる日がくるのは間違いがなさそうなので、そんなときに居たくない場所を考えてみた。まず、エレベーターの中。高層ビルの上階。銭湯。酒屋の貯蔵庫等々。そして水族館の水槽の前。完璧と思える程の安全対策はしてあると思う。ただ、先頃の津波のように想定外ということもあるから、安心はできない。ガラスが割れて巻き込まれるのはいやだ。それに、あそこに入っている魚や鯨がどっと外に投げ出されて息が絶えるのは可哀想。ただでさえ、あんなに狭いところを一日中ぐるぐる回って、退屈で死にそうになっているだろうに。動物園で飼われている動物たちは、餌をもらえて外敵からもまもられて、さぞやストレスがないものと考えられているが、本当は野生の動物よりもストレスがあるそうなのだ。それはそうでしょう。私だったら3日も保たない。いつも思うのは飼い犬が鎖につながれているのが可哀想でたまらない。2メートル四方くらいの場所で一日過ごすなんて。小型犬なら部屋で飼い主と一緒にいられるから、それはそれで幸せだけど。うちで犬を飼わないのは庭がないこと。飼うなら大型犬がいい。室内で飼えるほど部屋は広くない、散歩が大変などの理由から。大津波の時、逃げられずに鎖につながれたまま命を落とした犬が数え切れないほどいたと思う。飼い主は自分の身を守るのが精一杯。犬は人間よりも先に異変を感じて、本当なら真っ先に逃げ出したはずなのに、それが出来なかった。動物園や水族館で目にする動物や魚を見ると、つい、そんなつまらないことを考えてしまう。実物を見たければ現地に行けばいい。勉強のためなら標本や写真や動画でいい。人間のために閉じ込められる動物たちが気の毒。うちの猫たちも表に出してもらえない。初めは出していたのが、近所の猫嫌いが毒殺するので、やむを得ず閉じ込めた。これは私の意思ではなく外部からの閉じ込めだと思っている。

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