2013年4月24日水曜日

馬子にも衣装

午前中、怪しい空模様の中、二人の熟女が現れた。ピアニストのSさんとヴィオラのFUMIKOさん。五月のコンサートのための練習。曲目はハイドン「ピアノ三重奏曲」ヴァイオリン独奏 クライスラー「愛の喜び」ヴィオラ独奏「愛の悲しみ」ピアソラ「リベルタンゴ」ヴァイオリンとヴィオラの二重奏でA・ロッラ「DUO」ヘンデル「パッサカリア」最後はヴァイオリンで「チャルダッシュ」ピアノ独奏は曲目未定だけれど、「子犬のワルツ」なんか、可愛くて良いよねと候補作品も出ている。等々華やかなプログラム。特にロッラは初めて披露するので緊張する。これは私がたまたま見つけてきた楽譜を寝かせておいたもので、付き合ってくれるヴィオラ弾きがいないかなあと待っていたものだった。日の目を見ることになってうれしい。あまり中身が濃いとはいえないけれど、楽しくオペラチックな作品。たぶん作曲したのはイタリア人だと思う。今回のテーマは元気になるコンサートだそうで、聴いて下さる方に元気になってもらわないと困る。しかし、曲が元気なだけに弾いている自分が負けてしまわないかと心配。先日初島へ遊びに行ったとき泊まったホテルのブテイックでおそろいで買ったドレスを着ることにした。もちろんそれぞれ模様も色も違うけれど、デザインは皆同じ。女性は幾つになってもおしゃれが楽しみで、半分くらいはドレスを着たいがために演奏しているのかもしれない。普段着で商店街歩いている冴えないおばさんが、ドレスに着替えて照明を当てられると一回り大きく見えるそうだから、それこそ「馬子にも衣装」

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