2013年4月27日土曜日

もやもや

なんだろう、この、もやもやした気持ちは。季節は春たけなわ、もうすぐ初夏。なぜか鬱々としてたのしめない。まどから新緑が美しく見えて・・・でも変だ。小鳥がやってこない。カラスも鳴かない。なにかすごく静か、静かすぎる。昨日近くに出来たショッピングモールに行ってみた。ぴかぴかの清潔な店内には色とりどりの生活雑貨、衣類、本など。下の階には高級な食品、御菓子が並んでいる。それを見てもなんだか絵を見ているような気がする。手が出ない。なにもかも新しくきれいなのに、わくわくする気持ちが起きない。最近は渋谷のヒカリエや武蔵小杉の東急スクエアなど、次々に新しくなって便利になった。それはそれで便利に使わせてもらっているが、楽しいかと訊かれればなんと応えて良いかわからない。私は享楽的なところが多々あるから、人生楽しくなくてどうするという考えだけど、最近の環境は人間くささがなくてつまらん!初めて中国に行ったとき、あちらの子供達のかわいらしさに目を奪われた。本当にあどけなく無垢な感じがした。その頃の日本人の子供といったら、生意気で早くも生活に疲れた半大人的な子供ばかりだったから、久しぶりに子供に出会えたと思った。あれから20年以上経って、今では中国でも子供らしい子供に出会えるかどうかしら。生活水準が上がり欲しい物はすぐ手に入るけど、その代わり人が動物として生きるのが難しくなっている。子供の頃、父と畑に行って引き抜いたばかりのにんじんをその場で食べた時は、にんじんの臭みや甘みがしみじみ美味しかった。今のにんじんはにおいも味も薄すぎる。土の香りもしない。トマトだって井戸につるして冷やしておいた物をガブリとかじったときのみずみずしさ。感動物だった。今のトマトは甘いだけ。青臭さが命なのに。と、まあ、愚痴が多くなったのは年取った証拠ですかね。それよりも堪えるのは別れ。これは世の常だけど、猫のなっちゃんとの別れとか引っ越してしまう人とか、なんだか寂しくなって、ちょっと憂鬱になっている。最近はノラのチャアも来ないし。グチグチ々々・・・・こんなこと言ってないでどこか未開の地に行ってみようか。でも今どき、未開の地は地球上のどこにもないのでは?ああ、つまらない。

2 件のコメント:

  1. 贅沢言うんじゃないよ。
    音楽という楽しみがあるじゃないか。
    俺なんぞは死ぬことが出来ないので
    ただ生きているのかもしれない。

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  2. はい、先輩!しゃきっとします。
    それから死んでもらっては困ります。
    けんか相手がいなくなっちゃうから。

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