2013年4月17日水曜日

屋根の上の茶番劇

盗難車の事件で逮捕されそうになった男が、同居人の女性と屋根の上に逃げて7時間後に逮捕された映像が何回も放送されている。見ると男は人質とは言いながら、ペットボトルのお茶を女性に渡している。刃物で脅すふりも様になっていない。女性の方はおびえた風でもなく男性に寄り添っているし、男が後ろを向いて警官に気をとられている隙に、逃げることもできたかもしれない。そもそも傾斜のきつい屋根に脅かされたとはいえ、女性がおめおめと従いていくものかしら。自力で上るのがやっとだから、女性を脅しながら上らせるのは大変なことだったと思う。女性が従いていく気がなければ、不可能では?私なら途中で腰を抜かして動けなくなって、男性の力でもびくともしないほどの体重があるから人質にもなれない。こんな時には警官は知らん顔して周りを包囲して、下でカツ丼でも食べて見せびらかしてやれば良い。7時間もすればお腹も空く。トイレだって我慢の限界。建物の住人を避難させて後は待っていれば一日も保たないと思う。刺股持って屋根に上がり、滑り落ちる危険を冒して警官が落ちたりしたら、かえってむだなことになる。途中で男女はグルだということがわかったそうだから、知らん顔していればよかったかも。もし、女性が刺されでもしたら後で非難囂々をおそれてのことか。そんな男に従いていく女性はそれなりの運命を覚悟しているのでは。最後は刺股でたたかれて哀れな姿で逮捕された。まるで猿でも捕まえるような画像に、可笑しいやら気の毒やら、こんなことに体力使わされるお巡りさん達、お疲れ様。刺すぞ刺すぞというパフォーマンスも、なにやらどこぞの国に通じるものがある。ただあの国は気が狂った指導者がなにをやらかすかわからないから、怖さは比較にならない。なぜ穏やかに暮らせないものなのか、ボストンマラソンのテロ事件を見ても、つくづくそう思う。比べると、屋根の上の事件がちゃんちゃら可笑しく見えてくる。

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