2011年6月17日金曜日

ヴァイオリン、ヴィオラ

二つの楽器は外見はそっくり、大きさが少しヴィオラのほうが大きい。ところが・・・性格がまるで違うのが面白い。今日はヴィオラのFUMIKOさんが大きな楽器を背中にしょってやってきた。背が高いからあまり大きく見えないけれど、私だったらヴィオラに抱っこされているように見えるくらい、大きな角ケース。金髪にめ組のシャツ(なんだかわからないでしょう)鯔背なお姐さん。おねえさんもいなせというのかどうか?まあ、いい。さんざん弾いた後ヴァイオリンとヴィオラの違いについて話して笑い転げた。彼女は中学生ですでに自らヴィオラという楽器を選んだそうだ。よくあるのは音大に入るときヴァイオリンでは少し無理だけどヴィオラなら入れると言われ、しぶしぶヴィオラに転向するケース。こういう人はなにか屈折したものがあって、しかもオーケストラなどに入ると真ん中の声部なので、ヴァイオリンとチェロの狭間で苦労する。弓の使い方なども両サイドに合わせるため、自分では決められない。それでだんだん沈んでくるという。だから、彼女のようにヴィオラ大好き、絶対ヴィオラが良くて楽しんでいるというのは幸せ。でも、かくいう私もヴィオラ大好き。なんとも言えないあの音色。女性のアルトの声がする。しかも男性のテナーのようでもある。深い音色。たまらなくセクシーでもある。一時期ヴィオラに凝って、仕事もヴァイオリンとヴィオラで売れていた時期があった。でも悲しいことに私はミニサイズ。体に無理が来て腰を痛めあきらめたことがある。今でも時々ヴィオラを弾くと、なぜかヴァイオリンを弾くより受けるのが悔しい。ずいぶん以前だけれど、神奈川県出身または在住の音楽家を集め、オーケストラを編成してコンサートをしたことがあった。神奈川県の主催だったと思う。その頃まだヴィオラも弾いていたので、ヴィオラで参加した。錚々たる面々がそろい、故山田一雄(ヤマカズ)指揮で横浜県民ホールで新世界などを演奏した。偉い人たちがそろっているので気を使った主催者は、トップや座る席順などもその曲ごとに変えてセットした。ほかのパートは律儀に決められた席にその都度替わるのに、ヴィオラだけはトップ以外誰も動こうとしない。最初に座った席に腰かけて「ここでいいよね」などと言ってのんびりしている。本当にヴィオラ弾きは無精者。そこが私は性に合っていて、好きなんだなあ。

4 件のコメント:

  1. は~い♪無精者のヴィオラ弾きで~す♪
    ふふふ・・・♪

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  2. nekotamaです。
    ヴィオラジョークにありどうな・・・

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  3. 夫間違えた。ありそうな・・・でした。

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  4. おっと、が夫になっていた。もうひっちゃかめっちゃか・・nekotamaです。うぇーん、自分のブログにコメントするのに、匿名だなんて。

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