2011年6月26日日曜日
廣戸道場2
原宿の廣戸道場に月一回通っている。なにをするのかというと、自分の体の使い方を見つけるために。たとえば体の重心といっても、様々なタイプの人がいて、それぞれ足のどこで重心をとれば一番安定するのかを見極める。廣戸先生はそれを4ッつのタイプにわけて、各々A1タイプB1タイプなどとわけ、その重心のひとたちにもっとも適した体の使い方を指導している。私はB1タイプで、肩の上げ下げにしても、脇の下からあげていくと楽に上がる。ところが真反対の人もいて、肩から上げないとつらいという。物を握るとき、人差し指と親指が近い状態で握るか、薬指と親指が近い状態で握るかだけでも、重心が変わるなんて信じられます?でも本当に全く変わるのでビックリ!私は人差し指形だから薬指で握ると、全く重心がとれなくてふらふらしてしまう。最初に行った時にそれを教えられて、本当に驚いてしまった。家に帰ってヴァイオリンを様々に姿勢を変えて弾いてみた。私の場合、左足に乗り込んで鳩尾、胸、首を一直線にそろえると、音が変わる。なるほど。弾いている時はなにも考えないで、たぶん自然にやってはいるのだと思う。でも、時々どうにもならないくらい調子の悪い日がある。その時はどこかずれてきているに違いない。野球やゴルフの選手などはほんの少しのぶれが命取りになりかねない。だからスポーツ選手がたくさん通ってきているというのも納得できる。廣戸先生はちょっとジャッキーチェーン似の男性としては小柄な方だけれど、穏やかで体育会系というタイプではないのがいい。いつもユーモアを交えて楽しく1時間。もっとも私たち高齢(妙齢でないのが残念)の女性たちでは、そうハードに訓練するわけにはいかないと思うけれど、全員楽器奏者なので、それに合わせてプログラムが進んでいく。スポーツ選手ならまた別のやり方になるのだと思うけれど、一度見学してみたい。スキーのためのエクササイズなどもいつか教えていただこうと思っている。
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