2011年6月12日日曜日
旭市
昨日午後1時家を出て、一路千葉県旭市へ向かった。渋滞情報を見ると羽田インターからの路は順調に流れているようなので、そこから入る事にした。それでも西から大雨が近づいているというので、時間に余裕をもって出かけた。リハーサルは夕方6時から。ナビによれば2時間40分の行程。約倍の時間をとれば、いくら豪雨でも事故があっても着くに違いない。小雨の中をのんびりと走る。土曜日の高速が渋滞なしはあり得ないと思う。でも、羽田までの一般道はほとんど信号にも止められず走り抜けた。しかも、高速に入っても渋滞はなく、おそろしく速いペースで目的地に近づいて行く。現地にあまり早く着いても会場に入れないかもしれない。サービスエリアでゆっくりコーヒーを飲んでも時間は中々過ぎない。到着したのは3時30分。電車で来る他のメンバーが乗車する頃には、会場の駐車場に入っていた。さて、どうやって時間をつぶそうか。見回すと会場の向かいにイタリアンレストランが見えた。時間が中途半端なので、ティータイムだという。丁度いい。紅茶とサラダを頼んだ。楽器のケースに古い週刊誌がはいっているのを見つけ、それを読んでヒマをつぶす。いつも読み飛ばしてしまう記事もヒマだから丁寧に読むと、気がつかないでいたことも理解出来て大変おもしろい。いつもアクセクして本も速く読むけれど、こうしてゆっくり読むものだなあと反省する。書く側としては推敲を重ねていると思う。しかし、読む側はそんな努力には関係なく、斜め読み。ゆっくりの時間の貴重さをありがたく味わって、美味しい紅茶をいただいた。ようやく時間が過ぎて楽屋口を入ろうとして気が付いた。階段の下の地面が陥没して、最初の段だけやけに高い。東北大震災の爪痕に違いない。旭市は被害が大きくて大変だったに違いないけれど、今は静かに落ち着いている。のどかな風景はここ何年も変わりはないようだ。リハーサルが終わりホテルに着いてメンバー全員でいっしょの食事。仲がいいわりにはこんな機会はめったにない。楽しく会話をしていると気がつけばもう遅く、レストランのスタッフの手持ち無沙汰な様子に気が付いて、ようやくお開きとなった。こんなに食べたら明日朝は全員豚になってるね、と言いながらそれぞれの部屋に別れて行った。
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