2014年6月16日月曜日

転ぶのは天才的

今日は買い物の後、友人と楽しくお茶会。
家に帰って車のトランクから買い物を出して2,3歩歩いたところで急に天地が逆さまになった。
荷物が大きかったので足元が見えず、コンクリートの車止めに足を引っかけて転んでしまった。
転ぶのが天才的に上手いから、今日も猫のように転んだつもりなのに、いかんせん両手に大きな段ボール箱を抱えていたために、その箱で胸を強打。
ただ、その箱のお陰で軟着陸したので、ダメージは少ない。
胸と言っても、ちょうど真ん中の胸椎のあたりを打っただけ。
骨にヒビが入っていなければなんてことも無さそうで、今は打撲の痛みだけ少し残る程度。
整形外科に行って診てもらおうかと思ったけれど、どうせ湿布薬が出るだけだから、ムダな事だと思ってやめた。
自分で冷やせばいい。
私は女性だから、もちろん胸に付くべき物は付いている。
多少小さめではあるけれど、一応他の部分よりは出ている。
不思議なのは、そこを打たないでその間を打ったのはどうなっているのか。
物事の拍子というのは解せない。

時々転ぶのは不注意だから。
それでもスキーや乗馬で落ちたり転んだりするのは馴れているから、転び上手ではある。
タイトのロングスカートで自転車に乗っていて転んだ時が、一番危なかった。
タイトスカートだから、バランスを崩した時に足を着こうとしたら、足が広がらない。
楽器を脇に抱えていた。
とっさに楽器をかばう習性があるから、体より楽器優先。
楽器は私の腕の中で無事だったけれど、人間の方はもろ、地面に横倒しになった。
それでも、楽器を抱えていた方の左手の指を擦り剥いただけ。
駅の階段から頭を下にして真っ逆さまにこけたときは、スカートの裾の折り目に靴のヒールが引っかかっての事故。
やはり楽器はしっかりと抱えられていて無傷。
あまりのショックで口もきけないのに、ワラワラと人が寄ってきて「大丈夫ですか」と詰め寄られて「あうあう」としか返事が出来ない。
そういう時は、少し様子を見てから質問してほしいと思った。
乗っていた馬が、馬場に置いてあったドラム缶の影から飛び出した犬に驚いて、突然停まったことがあった。
私は走っているつもりでそのポジションでいたために、急停止した馬の首を飛び越えて前に投げ出された。
それも天才的に背中から落ちるというすご技をやってのけ、ダメージゼロ。
その時も馬場の四方八方から人が押し寄せて「大丈夫ですか」の連呼。
この話も前に書いた事があるけれど、やはりショック状態の私は口がきけず、しばらくしてから「落ちた直後は口なんかきけないわよ」なんて憎まれ口を利いたので、せっかく心配してくれた人達は傷ついたようだ。
モンゴルで落馬した時は、モンゴル人の馬方さんが後ろから羽交い締めにして、体をとんとんとゆすってくれた。
それがモンゴル流の落馬の気付けらしい。

今まではすべて無事だったけれど、これからもっと歳をとると怪我をするかもしれない。
ほんとうに気をつけなければ、猫の面倒が見られなくなっては大変。
こうして思い出しみると、私はお転婆な方だと思う。
子供らしい遊びは一切しなかったので、体育の授業では跳び箱も逆上がりもクラスでただ1人出来なかった運動音痴が、よくもこんなに危険なことばかりしたものだ。
危険だから面白かったのかもしれないけれど。




















2 件のコメント:

  1. 「お転婆」の本当の意味が分かったような気がする。

    返信削除
  2. yamaseichan様
    うまい!
    おっとnekotama様、不謹慎ですみません。m( _ _)m お大事に。

    返信削除