私を音楽へと導いたのは、たぶんハイフェッツ。
私が生まれた時から我が家には、どっしりとした革表紙のレコードアルバムがあった。
いつの間にかそれは私だけの物になってしまった。
毎日々々、飽きることを知らず、蓄音機を回し続けた幼少時代。
ルビンシュタイン、シャリアピン、ピアティゴルスキーなど。
その中でも私が一番好きだったのがヤッシャ・ハイフェッツのメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」だった。
それはよく覚えていないが、たぶん1曲が2枚組になっていたので、楽章の途中でレコードをひっくり返さないといけなかった。
その後LPレコードが出はじめて、初めて通して聞いた時に変な感じがした。
ここでいつもひっくり返すのに、と。
そんな子供を母親は気遣って、子供らしく遊ばせようと近所の同い年の子の家に引っ張っていき、置いて行かれる。
5分もしないうちに家に舞い戻って、私はレコードに釘付け。
いまだったら引きこもり、コミュニケーション障害になってしまうが、当時は幸いなことにそんな病気は知られていなかったので、私は少し変った子供でいられた。
今年も松原湖でのコンサートに参加することになった。
その主宰者であるアメリカ在住の服部康子さんから転送メールが届いた。
亀井由紀子さんというサンフランシスコ響のヴァイオリニストのインタヴューがラジオ放送されたときのもの。
今日が21日だからもうすぐ聞けなくなりますがこちらから聞いて下さい
亀井さんはハイフェッツのお弟子さんだったので貴重なお話が聞けます。
期限切れの際にはご容赦ください。
ハイフェッツとの出会い。
レッスンでの態度など、ハイフェッツがいかに真摯にヴァイオリンと向き合っていたか、室内楽が好きで楽しかった事など興味が尽きない。
期限が切れたらnekotamaに話の概要を書きます。
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