2014年6月1日日曜日

繁桝百合子・滑川幸子デュオリサイタル

銀座ヤマハホール

【ヴァイオリンソロ】
シューベルト      デュオop.162
バッハ        無伴奏パルティータより
          プレリュード、ガヴォット、ジーグ
サンサーンス      ハバネラop.83

【ピアノソロ】
バッハ      前奏曲ロ短調
ラフマニノフ   幻想小曲集op.3より
            エレジー
シューベルト   即興曲op.90-2

グリーグ     ヴァイオリンソナタ第3番ハ短調0p.45

ヴァイオリンの百合子さんはずっと以前からのお付き合い。
美人で性格が良く、コツコツと地味に勉強する、いわば、優等生タイプなのに、なぜか可笑しいエピソードが沢山あって、それをここでばらすワケにいかないので、訊きたかったらご本人を尋問してください。
そのちょっと楽しい抜け加減が、皆から好かれるところ。
演奏はいつもきっちり準備されているので、破綻がない。
そこは本当に優等生。

このシリーズの会場は毎回文化会館小ホールだったが、今年は改装工事のため使えないので、ヤマハホールになった。
大分前に新しく生まれ変わった銀座ヤマハホールを、今回初めて訪れた。
子供の頃は音楽ホールはあまり沢山なかったので、発表会などはここで行われることが多かった。
私も何回か発表会で、弾いた事がある。
百合子さんの演奏の他にも、どんな風にホールの音響が変わったのかという楽しみも加わった。

もうすぐなくなってしまうという、ビヤホールのライオンで軽く昼食をとってから、マチネーに。
新装なったヤマハホールは見違えるようにきれいになったけれど、やはり銀座のど真ん中で、敷地の狭さは変わらない。
7階までのエレベーターが2つ、直通が1つ、狭い階段、入ると閉塞感があって、落ち着かない。
私たちは2階席で聴いたのだが、ヴァイオリンの音はスーッと伸びて、細かいニュアンスまで聞き取れるけれど、ピアノは分離して纏まらない気がする。
いつも文化会館で聴いているので、彼女の響きは知っているから、やはり会場の音響のせいだと思う。
真上から聴くからなのか、1階席で聴くと丁度良いとか?
本当に会場の音響は難しくて、どの辺りで聴くかによって、意見がまちまちになる。
チェロなどは、会場の右か左かで聞こえ方が全く違ったり。
そばで聴くと音の小さなヴァイオリンの音が、遠くへ届いたり、それはもう様々に会場の影響を受ける。
だから、ステージに立つときには皆神経質になってしまう。
この大雑把な私でさえも。
ヤマハさんには悪いけれど、早く文化会館の修理が終って、元の客席で聴きたいと思う。






















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