2010年2月21日日曜日

ロマンチック街道 その2

中世を最も色濃く残すといわれている街、ローテンブルグはまるで、おとぎの国。記憶が曖昧ですが、市庁舎には時間が来ると仕掛けが飛び出す時計があったような。(別の街だったかもしれない。)今でこそ日本でも見られるが、初めて見た時はびっくりした。ソーセージを食べなければいけないような気がして食べるが、特に美味しいとも思わない。猫魔さんは高校、大学と第一外国語はドイツ語をとったのに、全く話せない。ようやく数が数えられるくらい。1(アイン)2(ツバイ)・・・・・9(ノイン)10(ツェーン)そして、なぜか・・イレヴン、トゥエルヴ・・  あれっ? いつのまに。どこで道を間違えたかな。  だからホテルの夕食を注文するのに30分かかった。 鱒の料理。  それは、煮たの?焼いたの?蒸したの? 付け合せはなに?野菜、これはどんな野菜? 温かいの?生? どんなパン? ようやく注文が済んで周りを見ると、周り中が笑ってこちらを見ている。
食べ終わって外に出るとき、隣のテーブルの熟年カップルからエールを贈られる。   猫魔さんはヨーロッパのホテルが苦手で、それはサイズが合わないのもあるけれど、古いホテルはなんとなく不気味に思える。その夜食べ過ぎて(なんたって、鱒が丸々1匹出てきた)寝付けないでいると、闇を貫いてギャーッと言う声が聞こえた。朝、外に出ると、鳩が1羽、引き裂かれて道に転がっていた。カラスか犬か又は人間が?ほんとに不気味。おとぎの国が中世の暗黒をはらんで見えてくる。

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