エジプトからトルコへ。カッパドキアの洞窟ホテルに泊まる。夜中に到着。歓迎にワインをいただく。
月明かりの中ににょきにょきと奇岩が見渡せる。不思議な光景。今まで見たどんな景色よりも不思議。サルの惑星?ここまで来ると、さすがに遠くに来たと、感慨ひとしお。2日目、夜明けのカッパドキアをバルーンに乗って眺める予定。まだ、暗いうちから外に出て、迎えのバスをまつ。遅い。時間が過ぎても来ない。日本人で楽隊だから、時間には超うるさい猫魔さんは、いらいら。もう、乗らないっ、なんてわめいていたけれど、やっと乗り場に到着してみると、空気を暖めてバルーンを膨らますガスバーナーの音につられ、期待が高まってゆく。ギュウギュウ詰めにバスケット状の座席に詰め込まれた頃には、機嫌が直って満面の笑顔・・・と言うより、顔中口だらけになって、ニンマリ。そして、しずしずと(時々バーナーがゴオーッというので、うるさいが)上昇してゆく。全く揺れない。猫魔さんたちの乗ったバルーンは他のバルーンを追い抜いて、どんどん上昇する。目の前に奇岩が迫ると、ひょいと向きを変える。どの様にしているのだろうか。空気そのものみたいな物を、操縦するのは。夜がだんだん明けて、上空の濃い青紫色が、だんだん、透明の青にかわる。そして、ばら色。夜明けの空を漂っていると、カッパドキアの夜があけた。
空の中で夜明けを体験するのはなんてすてきなのでしょう!でもどうやって安全に降りたのかなと思います。
返信削除よくぞ聴いてくださった。その着地が面白かったのです.
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