2010年2月5日金曜日

猫魔さんの不思議体験その2

芸備線のとある駅前旅館でのこと。なぜそんな所にいたかというと、かつて、文化庁の移動芸術劇場というのがありました。辺鄙な場所の小学校に行って、演奏をするのが仕事でした。メンバーは五人、女性は猫魔さん一人だったので、二階に一人で寝ることになりました。ほかのメンバーは一階にやすみました。夜もふけて(やはり夜が更けないと事はおきないようです)さて、眠ろうと横になり、電灯を消すと、なにやら、さざめきが・・・・おや、おかしいな、今日この旅館に泊まっているのは私たちだけのはず・・・・どこかで宴会が始まったような・・・でも、もう11時は過ぎていて、おかしいな。それに本当に鄙びた地域で、周りに繁華街もない。よく耳を澄ますと、どうしてもこの旅館、しかも隣の部屋から聞こえる。だが、小さい旅館で、二階には私の部屋の隣に一部屋しかなくて、その部屋に行くには私の部屋の前を通らないと行かれない。しかし、人が前の廊下を通ったことは一度もない。恐怖のあまり猫魔さんは起き上がり、電灯を点けると音はパッタリとやむ。思い直して横になると又・・・・ えいっ、構わないから見てしまおう。 起き上がって隣の部屋のふすまをいきなり開けると・・・・・何があったと思いますか?何十あるいは百体を超える人形が。あらゆる種類の人形が。 本当に怖かった。この話がやっと出来るようになったのは最近です。 

0 件のコメント:

コメントを投稿