2010年2月7日日曜日

猫魔さんの不思議体験その3

カナダから数年後、猫魔さんはアラスカへ。アラスカの入国審査でパスポートを見せると、 KANKOU?と云われた。えっ、KANKOUってどんな意味でしたっけ?すると又、KANNKOU? やっとわかって大笑い。観光ね。こちらは英語が来ると思っているから、まちかまえていたのに。なんだか、猫魔さんの列はえらい盛り上がりようでした。しばらくスキーをたのしんでから仲間と別れ、国内線でフェアバンクスへ。オーロラを見るために。夜中に迎えの車が来て、今は使われていないスキー場のてっぺんへ。明かりを消した山小屋が一軒。マイナス40度に耐えるダウンジャケットを着て、山小屋のそとで待ち構える。昨日までオーロラさんはご機嫌悪く1週間待った人ががっかりして帰ったそうな。白い雲のようなものがうっすらと天の端っこにあるだけ。1時間くらい状況は変わらず。あきらめかけたそのとき、突然雲みたいなものの淵が色付いたかと思うと、それが大饗宴の始まりだった。巨大なカーテンがひるがえり、消えては現れさまざまな色に変化する。最後に巨大なとりかごのように全方向から網のようなものが降りてきて、それはまるで天空にさらわれていくのではないかと思われる、大スペクタクルでした。思わず天に向かって遠吠えをした猫魔さんでした。これは超常現象ではないけれど、もし、これを全く予備知識無しで見たとしたら、おそろしいでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿