アンサンブルのレッスンの中で、夜のしじまのように、と言ったら、しじまってなんですか?と質問された。静けさとか沈黙という意味と言ってから、又冗談体質が出て、しじみの単数形よ、しじみも一人じゃ寂しいでしょう?で、爆笑。受けて良かった。イタリー語で、複数形は語尾がIになる。celloがcelliになる。sijimaは複数でsijimi、くだらないことなら、すぐ思いつくものですね。で・・・20年ほど前に行ったイタリア。ほら、又駄洒落。
成田空港に集合した疲れ果てた4人。10日あまりの旅行となると、その前後が大変。用事や仕事のやりくり、言い訳、懇願、スーツケースに果たして何がはいっているか。いないか。もう、なんでもいいから行ってしまえ。・・・・・・・乗り継ぎのドゴール空港で騒ぎは始まった。まず、「ホテルに電話してシャトルバスがどこから出るのか聞いて」 と云って皆が猫魔さんを見た。「エッ私が?どうして?」 すると、「あなた、学校で第2外国語はイタリア語だったと言ったでしょう。」 「だって、いくらなんでも、10何年も前に第2外国語の授業受けただけで、しゃべれるわけないでしょう。それに、ここはまだフランスだし。」 じゃあ、どうするの。 「それじゃ、きょうこさん、あなた毎週英会話に行ってるはずだけど。」 「 だめ、無理無理、」 「では、えみさん、あなたドイツ語の一級持ってるでしょう。」 「だって、ドイツ語よ。それに、ずいぶん前のことだわ。」 「どうするの、じゅんこさん、あなた社交的だから、あなたがかけてみて。」 「 だめよ。出来ないわ。」 そこで皆その場にひっくり返って笑った笑った。皆お互いに責任をなすりつけあいながら。 この4人がイタリアに行くと聞いた仲間のご主人が、それは日本の恥さらし、いや、宇宙の恥さらしと言った予言が早くも的中。だが、ローマに視察に行った日本の政治家が遺跡を観て、「ローマの復興は遅れている」と言った、それに比べればなんてことないわ。
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