次の朝、バスでゲルむらまで移動。羊やらくだにいちいち感激する。ゲルの内部は広く、美しい。真ん中に大きなストーブと煙突。刺繍で飾られたベッドなど。ここを出ると、お風呂もシャワーも使えないし、トイレも無い。しかし、心配してきたことは、すべて無用でした。大草原の真ん中で(どこも真ん中なのだ)のトイレはすごく気持ちが良くて、シャワーなんか必要じゃないし、ついに、歯も磨かなくなってしまった。ゲルの次の日から、いよいよ、馬での移動が始まった。モンゴルの馬はあまり人になれていないので、一人で触らないようにと注意される。鞍は立ち鞍。木でできた鞍の上に立ったまま乗る。これが、意外と快適でした。初めての日、あまりのうれしさに、初心者のくせにさっさと先頭きって走っていたら、早速要注意人物になってしまい、モンゴル人の少年2人に挟まれて走るはめに。伴走のトラックが先回りして、食事用意がしてある。これが、本格的なフルコースで、草原にじゅうたんと白いテーブルクロスが敷かれ、ナイフとフォークがセットされて、レストランそのままの料理が出る。羊がメインだけど、大草原では、羊臭さも風に乗って、飛んでしまう。 夜は自分たちでセットした2人用のテントでやすむ。体が温まってくると、さっきは気にならなかった羊のにおいが、体から立ち上ってくるのがおかしかった。その夜、大流星群の予想された日だったのに、モンゴルの夜はいつまでも明るく、つかれた私たちは、ついに待ちきれず眠ってしまった。
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