2010年2月22日月曜日

ロマンチック街道 その4

ノイシュバンシュタイン城のことを書くのを危うくわすれるところでした。アウトバーンを下りてのんびり走っていると、突然標識の行き先の道に×印が現れた。エッこの先道が無い?みゆきさんは後戻りして道を変えようと言うが、でも、方角はあちらの方でしょう。だったら、行ってみようよ。猫魔さんはあくまでも無精者。引き返すなんてもったいない。ほんとに道は無くなって、迂回路は畑の中、進んでいったがちょっと聞きましょうと、近くの家のドアをノックする。おばあさんが出てきて、たぶん物売り(しかも、外国人の)と勘違いして、拒絶の姿勢、だが、やっとわかって貰えて、あちらの山の方だと教えてくれる。ある村に入り一休みしようと、カフェに入った。母娘でやっている、小さな店。日本人に遭うのは初めてといって、とても歓迎された。娘は17歳くらい?美しき水車小屋の娘を連想する。  外は小川にアヒルが泳ぎ、両岸は草木が生い茂り、日本でもめったに見られない田園風景。心休まる、この旅の最も素敵な思い出になった。ノイシュバンシュタイン城は巨大なお仏壇みたいなお城。装飾過剰、気味が悪い。遠景はステキなのに。ここに住みたいとは絶対に思わない。たとえワグナーが演奏してくれたとしても。そういえば、ワグナーはものすごく変な人だったそうな。これ以上書くとドイツ人に暗殺されそう。   話が飛ぶが、ミュンヘンで遭った犬の話。公園でつながれていないシェパードが、ぴったりと飼い主の左側について歩いていた。私とすれ違うとき飼い主が何か言うと、犬が耳を伏せ、尾を後ろ足の間に居れて匍匐前進したのには驚いた。なにもそこまでしなくても。ドイツ人はなんでも完璧。ドイツの写真のアルバムが見当たらなくて、掲載できない。つまらないから、ネットで探して添付したら、プロの写真はあまりにも素晴らしく、全くマッチしないので、削除した。私は到底ドイツには住めそうもない。

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