2010年2月6日土曜日

たまさぶろうは悲しんだ

僕は溺愛されて育ったから、とても甘えん坊になってしまった。それは僕のせいではなく、あくまでも飼い主の責任でしょう?ところが、最近僕は叱られてばかり。普通僕たちは日の出と共に起き、日が暮れれば寝るのさ。でも、あくまでも夜行性だから、夜は少しふざけることもあるし、夜中にお腹がすくこともあるし、トイレだってした後、砂をかりかり、ばさばさ音を立てて掻いたりする。それがうるさいと言って最近猫魔さんは、新聞紙を丸めて僕を威嚇するんだ。痛くはないけれど、バサッと音がするからとても怖い。そりゃあ、次の日に仕事が立て込んでいたりすると、寝不足は困るかもしれない。でも、そんな事猫は知ったことか。仕事しながら寝ればいいじゃん、と思うのさ。

猫魔の独り言。
まったく、たまさぶろうは困ったものね。とにかく、私が起きてかれの要求をすべてかなえないと寝てくれない上に、自分が寝る段になると、大音量で私の耳元で鳴いて布団に入りたがる。人間だったら、さぞ良いテノール歌手にねれたと思う。ワグナー歌いになれたわね。でも、人間だったら、とっくに私に離婚されてたね。

ああ、ほら、あんなこと云ってる。僕は悲しい。

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